「プロジェクトマネージャーいらなくね?」と思って辞めた話

back check 開発チームの秋葉です

概要

※ PjM: プロジェクトマネージャー

三行でまとめると

  • PjMの役割を開発チームへと移譲していった
  • チームとしてPjMいならいと思い辞めてみた
  • 辞めた結果支障なかった

PjMの仕事

自分は2020年の4月頃から、開発チームのPjMというポジションにつきました。
PjMをやっていましたが、1メンバーとして普通に開発もしていました。(開発をするうえで、負荷は減らしてもらっていました)

PjMというと、会社やチームによってやることが千差万別だとおもいますが、自分は以下のようなことをやってました。

  • スケジュールの管理(短期)
  • 差し込みタスクのハンドリング
  • スプリントプランニング
  • POと開発チームの橋渡し的な役割
  • POがいないときの開発の意思決定
  • etc....

色々書きましたが個人的には、やる人が決まっていな雑多なこと を やっていました。

PjM辞めたわけ

back check 開発チーム は アジャイル開発の手法として、スクラム開発 を導入しています。
チームとしてはより良いアジャイル開発、スクラム開発を目指しています。

ここで、アジャイル開発名著のである アジャイルサムライ から言葉をいくつか引用させていただきます。

自己組織化

最良のアーキテクチャ・要求・設計は、
自己組織的なチームから生み出されます。

成果責任と権限委譲

意欲に満ちた人々を集めてプロジェクトを構成します。
環境と支援を与え仕事が無事終わるまで彼らを信頼します。

といことで、開発チームを自己組織化していくために、
スプリント内での開発の成果責任 と PjMの権限 を開発チーム移譲してみました、
徐々にやっていくなかで、「あれ、もうプロジェクトマネージャーいらなくね?」となり、 自分がこの役割を辞めることを決めました。
(開発チームの内訳には自分も含まれています)

実際には以下のようなことをやった。

  • スプリントの成果を個人ではなくチームの成果であることを意識した

    • デイリーで進捗を共有し相互にフォローをしあう
    • 達成した成果も達成できなかった成果も個人ではなくチームのもの
  • 開発への依頼は、個人へ宛ではなく開発チーム全体への依頼としてもらう

    • Slack で開発チーム全体にメンションしてもらうようにした
    • 差し込みのタスクもチーム全体のスケジュール影響することとして認識する
  • スプリントプランニングをチーム全員で考えるようにした

    • 実施するタスクを、指名性ではなく挙手制にし、やりたいことを優先する
  • 開発の進捗は全員で管理し、プロダクトオーナを含めた全員が見えるようにした

上記については自分が提案した内容もありますが、基本的にはスクラム開発のチームビルディングの一貫とて行ったことが多いです。
スクラムマスターとしてチームビルディングを実施してくれた、同僚に感謝です。

PjM辞めた結果

何も変わらなかった

辞めて1ヶ月ほど現状としては、自分がPjM辞めた前と後では特に変化はなく、チームも問題なく回っている状況です。
新しい問題が発生しても、基本的にはチームとして対処していく形です。

無くして良かった というよりは、 無くしても問題なかった という結果でした。

まとめ

PjMは必要ない という話ではなく、今の開発チームはPjM必要ない という状態にチームがなったというお話です。

状況やチームの編成が変わればまた必要になるかもしれないし、新しい役割が必要になるかもしれません。
特定の役割がなくなっても、自然とチームが回るのはチームとして成長し、より良チームに近づけたのかなと思います。