こんにちは、hirokinishizawaです。
10/17に「Nuxt.js ビギナーズガイド」がついに発売されましたので読んで思ったことについて書こうかと思います。
全体の感想
自分はコードを初めて触ってから8ヶ月になるのですが、progateを一通り終えて初めて触ったフレームワークがNuxt.jsだったので、Nuxt.jsのドキュメントが豊富でも書いてあることの意味が分からなかったりすることが多く、始めた当初にあればなと思うぐらいわかりやすく書かれているので初学者の方にはオススメ出来るなと思いました。
CHAPTER1
冒頭でも言いましたが初めて触れたフレームワークがNuxt.jsで、その後もNuxt.jsとVue.jsで開発を進めてきたのでフロントエンド開発の情勢について全くの無知のまま過ごしてきました。
ここ数年間のトレンドを俯瞰してみると、流れが早いといわれたフロントエンドは今は昔であり、非常に安定し、停滞した状態が続いているといえます。
SPAとAPIによるWebアプリケーションが自分の中では当たり前だったので、他の方法を知ろうともしていませんでした。
他にも「Nuxt.jsがフロントエンドにもたらすもの」という項目で、
Nuxt.jsが利用されているのはどこに理由があるのでしょうか。そこには、筆者は規約という概念が大きく関わっていると考えています。
自分がVue.jsでプロジェクトを作成している時には自由に書いていました。実際にはNuxt.jsでは無意識ではありますが、これがルールだというぐらいの認識で書いていました。
CHAPTER2,3,4
CHAPTER2,3では実際にコードに触れながらQiitaのNuxt.jsタグのビューアーを一緒に作っていくような感じになっています。
この2つのCHAPTERを理解できれば基本的な開発は問題なく出来るようになるのではと思いました。仮に詰まったりしても完成品のサンプルがあるので見直すことが出来ます。
CHAPTER4ではさらに実用的になっていて、ブログの投稿サイトを作成していきます。こちらでもしっかりと完成品のサンプルが乗っているので分からなくなったら確認しましょう。
Nuxt.jsとは関係無いのですがこのCHAPTERの終わりのところでLinterの話を少ししています。自分的に環境の話まで含めてくれるので実際に新規プロダクトを作成するのにとてもいいのではないかと思いました。
CHAPTER5
自分はフロントのテストを書いたことがなく先日e2eテストというものを知りました。
CHAPTER5ではテストの必要性や実際にvuexのテストコードの書き方などが書かれていました。
その中でどこまでテストを書くのかという項目があったので引用させてもらいます。
Vuexデータストアと、挙動が複雑なコンポーネント、そしてフレームワークに依存しないレイヤのコードに絞ってテストを書くべき。
CHAPTER6
3つのモード「Universal」,「generate」,「SPA」のそれぞれメリット、デメリットについて書かれています。実際のメリット、デメリットについては本書を読んで見てください。
自分も3つのモードについてはドキュメントに書かれていますがメリット、デメリットだったり運用コストについては理解できていませんでした。適切なデプロイ方法の選定をするのに知って置くべき内容だなと思いました。
最後に
冒頭でも話しましたがビギナーズガイドというだけあって初学者の方や自分のように実際にどんな理由で使用されているか分かっていないまま開発を進めている人にとってレベルアップにもなるし、中級者の方でもNuxt.jsが出来るまでの経緯だったりフロントエンド開発の情勢についても知れると思うのでとてもオススメできる本だと思いました。 全部で200ページの軽い本ですので読んでみてください。
弊社SCOUTERでは隔月でNuxtMeetUpというものをやらせて頂いています。今日10/18の19時30分からNuxtMeetUp #5を行います!YouTubeで生配信もいたしますのでよければご視聴ください。 始まった際にこちらのTwitterアカウントでアナウンスを行いますのでフォローしていただければと思います。