はじめに
こんにちは、株式会社ROXXのエンジニアの佐藤(@r_sato1201)です。
4月からROXXRecordsという新規事業を創る事業部に異動になり、RECJobという新規プロダクトの開発に携わっています。
今回は、RECJobのプロダクトチームのキックオフで行ったドラッカー風エクササイズについて書きたいと思います。
ドラッカー風エクササイズとは
ドラッカー風エクササイズとは、アジャイル開発について解説をしている「アジャイルサムライ―達人開発者への道―」にて登場するチームビルディングの手法です。
4つの質問にチーム全員が答え共有することで、各チームメンバーの価値観を理解や期待感のすり合わせを行うことができます。
目的
チームメンバーの価値観や得意なこと、不得意なことなどを共有し、チームメンバー間の相互理解を深めることが目的です。 チームメンバーのことを知り、お互いの背中を預け合うことでチーム一丸となって目標に向かうことができます。
ドラッカー風エクササイズは発足したばかりのチームや新しいメンバーがジョインした時など、チームメンバーがお互いのことをよく知らない状態で行うと効果が出ます。
私たちのチームも発足したばかりで、お互いをよく知らなかったのでタイミングとしては最適だったと思います。
やりかた
流れ
ドラッカー風エクササイズは以下の流れで行います。
- ドラッカー風エクササイズの目的や背景の説明
- 五つの質問を記入
- 1人ずつ記入した回答の発表と回答に対する確認や質問
1.ドラッカー風エクササイズの目的や背景の説明
ドラッカー風エクササイズの目的や背景を説明を行います。お互いのことを理解するために行うこと、チームの成長のために行うことなどを説明します。
2.五つの質問を記入
アジャイルサムライでは以下の4つの質問に答えるよう紹介されています。
- 自分は何が得意なのか?
- 自分はどうやって貢献するつもりか?
- 自分が大切に思う価値は何か?
- チームメンバーは自分にどんな成果を期待してると思うか?
私たちはお互いのことをより知ってもらう、理解してもらうことに重きを置くために 質問を1つ追加し、合計5つの質問にして行いました。
- 自分がこういうのはいやだと思うのはなにか
5つの質問に対して合計10分で、質問毎に最大3つまで記入してもらいました。 あまり時間をかけても仕方がないのと、一番先に思いついたものがその人にとって重要度が高いからです。
3. 一人ずつ記入した回答の共有と回答に対する確認や質問
自分が記入した回答を1人ずつ共有します。
記入した内容をただ読み上げるだけでなく詳細が分かるエピソードや書いた理由を伝えるとより良いと思います。
共有が終わったら確認・質問タイムに入ります。
共有してくれた回答の理解を深めるためにもどんどん質問していきましょう。
ここで重要なことは、質問をする目的は「理解を深めるため」だということです。
理解を深めることが目的なので、この時間で否定や批判を行うことはやめましょう。お互いのことを知るために行っているので否定や批判は目的に沿っていません。
まとめ
今回はドラッカー風エクササイズのことを紹介させていただきました。
プロダクトチームというくくりで、エンジニアだけでなくビジネスサイドのメンバーも含めて行ったのは初めてでしたが、おこなって非常によかったと思います。
プロダクトビジョンを実現するために部署の垣根をなくし、お互いの背中を預けながら進めるために良いスタートを切ることができました。
また、チーム発足の初期段階だけでなくメンバーが増えたり、ある程度時間が経った後に行うのも効果的だと思います。 新しいメンバーのことを知れますし、既存のメンバーに関しても、時間が経ったことでその時メンバーが考えていることや価値観をすり合わせすることができるからです。
最後に
現在株式会社ROXXは一緒にはたらく仲間を募集中です。
現在私が所属しているチームは発足したばかりでメンバーをまだ募集していないので、
以前所属していたagent bank開発チームの求人を記載しておきます。