この記事は個人ブログと同じ内容です
こんにちは。株式会社ROXXで新規事業やagent bankのプロダクトやコミュニケーション領域のデザインをしている飯島です。
2008年に1社目で会社員になってからROXXは6社目、年齢も大台目前の39歳と長い時間が経ってしまいました。
デザインチームのぎぼんぬのnoteを読みまして、自分もデザイナーとしてのキャリアをスタートした1社目の時は色々あったなーと思い出し、これを書いてます。
いつ、どんな会社だったか
2008年10月から2011年3月までの2年6ヶ月、年齢にして24歳から27歳までの期間を1社目で過ごしました。
アパレルECを渋谷系のギャルちゃん・ギャル男くん向けに運営をしている会社。社長はいろいろ有名になる前の与○翼さんで、社長デスクにはいつもマヨネーズがあった記憶。社長も役員も社員もアルバイトも取引先も競合他社も、ほぼみんな10代20代でとても若かった。
ちなみに年収は240万円スタートでした(やすい!)。
現職ROXXの新卒募集は最大レンジですがその倍以上あるみたいです。とても羨ましい
覚えてるエピソードなど
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入社当初は規模もオフィスも小さく、商品倉庫はオフィス内に。出社したらまずは全員でピッキング業務
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ド競合の社長がアポ無しで怒鳴り込んでくる
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2011.3.11はみんなで道玄坂の路上に一時避難。フレッシュネスで時間潰しつつ、それぞれ徒歩で帰宅
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メンズ○ッグ、エッ○のモデルたちがアルバイトで何人か働いてて、色々カオスだった
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当時住んでた馬込から渋谷までチャリで40分くらいかけて通ってた(時期があった)
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当時のadobeのバージョンは確かCS3〜4
営業で入っていつのまにかデザイナーに
会社にはメインとなるEC事業と新規事業である自社ブランド事業があり、元々は自社ブランド事業の営業として入社しました。
営業といっても事業部には人員が2名しかいなく、企画、生産管理、プレスなど幅広くやってくうちに元々ちょっとadobe系アプリを扱えたのでデザインの仕事が増えてくような感じに。
その後、ECのほうに移動してそっちでもメインの役割としてはデザイナーとして働くことに。
当時のECはざっくりどんな戦略だったか
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価格帯はTシャツ1900〜8000円くらい
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ファッション誌に広告掲載、メルマガ会員獲得
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毎日企画商品販売、メルマガ毎日配信
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雑誌の読者モデルたちをEC内のモデルとして起用
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ファッション雑誌の公式通販サイト、公式店舗の運営もやってた
ビジネスに関わる中で何をしてたのか
会社としてはセグメント別にECサイトが5つくらいあって、各ECに3〜7人程で構成された運営チームがくっついている体制。開発チームは別途ありました。
強く記憶がある時期の自分がいたチームは4人体制で、たしかこんな感じ。
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リーダー(商品企画、他なんでもやる)
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自分(デザイン周り、撮影、他なんでもやる)
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Aくん(メルマガ、商品登録、他なんでもやる)
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Bくん(モデル、商品登録、他なんでもやる)
おおきな仕事の流れはたしかこんな感じ。
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前提1)メルマガを昼夜と最低二通送る
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前提2)各メルマガに目玉商品を用意する
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企画品は受注発注という先に予約を顧客からとる方式がメイン
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朝から馬喰町などの問屋メーカーに仕入れ交渉(直接行ったり、来てくれたり)
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良さそうな商品の在庫確認、明日の昼過ぎには発注しますからと在庫や値段交渉
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撮影用に一つ購入し、会社に帰って撮影から商品画像作成までやる
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並行して商品登録、メルマガ作成
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夜のメルマガ配信、翌昼のメルマガ配信予約
読者モデルくんたちをアルバイトとして雇っているので社内にいる環境、普通に商品登録とかもやってもらってて、当時シュールだなと思ってました。
年末年始とかは忙しすぎてみんな軽く死ぬ。あとは雑誌広告も毎月入れる。それ用の目玉商品、福袋とかはロット積んで中国生産していた。
あとは記憶にあること箇条書きでつらつらと書いておく。
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量販品以外のいわゆるブランド品は基本的に委託販売
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ガラケー時代のメルマガ容量が100kbとかの世界
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バナーを1枚30kb以内に抑えるとかそんなことをやってた
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ユーザーは10代がメイン、地方にいて渋谷に憧れているような層
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当時はUXもPdMも言葉自体がなかった
で、いまの仕事に繋がっている経験、よかった経験は?
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まずは、事業でのKPIが売上(粗利)だったので、お金を稼ぐことが好きになった(気がする)
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サムネイルによってダイレクトに福袋の売れ行きが左右するという事業の中で、定量的な結果の振り返りと改善を回すサイクルが自然に身についた(かもしれない)
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キャリアとして、デザイン職としてのスタートではなく、ビジネスの中で必要に応じてデザインのスキルをキャッチアップしたという順番が結果として自分には合っていた(と思う)
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毎日ある程度のアウトプット量が必要な経験したことで、純粋にビジュアルデザインスキルの底上げ(ができたと信じてる)
以上、記憶の限り振り返りましたが、なかなか楽しくエキサイティングな環境で自分にとっては有意義な経験だったと思います。
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